B-1B's Page

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第96爆撃航空団から引き継いで,ダイエス空軍基地でB-1Bを運用している部隊は、第7爆撃航空団である。右の7th BWのインシグニアを見て思い出した。この部隊 B-52時代に日本の航空祭に参加している。そう!厚木のオープンハウスの時に来たB-52Gの所属部隊である。当時,テキサス州のカッズウェル空軍基地にいた部隊で,1958年以降B-52を運用してきた航空団であった。
 第7爆撃航空団は、歴史が長く元々は,アメリカ陸軍航空隊の一つとして第1次大戦中にフランスで設立された、大戦後国内の基地を転々と移動したが 1946年にB-29を配備した(空軍として)最初の戦略空軍航空団となった。その後B-36,B-52を使用していたが,カッズウェルの閉鎖に伴い一時ペーパーウィングとなった。1993年10月に ダイエスでB-1Bを引き継いで 再び実戦航空団としてよみがえっている。モットーは、”上空からの死!”ラテン語で「MORS AB ALTO」(Death from Above)なのだ。
Insignia of 7th BW
尾翼に白黒のチェックが入っているのが第8爆撃飛行隊の所属機で,これまたB-52Hの予備航空団93th BWのインシグニアにとてもよく似たアメリカインディアンを採用している。このB-1の写真でお分かりのように 胴体が非常に長いが この胴体の前方の2つ 後方に1つの爆弾倉を持っており 通常爆弾であるMk-82だと1つの爆弾層に28発 合計84発を収納できる。JDAMのような比較的大きい爆弾でも合計24発が収納可能で 24発もの爆弾がピンポイントで命中する現代の科学では B-1B一機でB-29数百機に相当する戦術爆撃効果があるだろう。ただ 爆撃には戦略的効果も加味しなければならないので,やはりある程度の機数をそろえる必要があるのが爆撃機の部隊でも言える。
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